Bnjour!Ça va?(無意味にフランス語使ってみる)
実は 1年間フランスのリヨンに留学していた、れもんです。

リヨンはフランス第2の都市で美食の街!
大学の交換留学を利用して1年間フランスに住んでみて、驚いたことをご紹介していきます。
- フランスの国民性が知れる
- こんなハプニングある!?と事前に心構えできる
フランスに留学を決めた理由3つ
わたしがなぜフランスに留学を決めたのか、お話します。
フランス留学中で起こったことが知りたい方はここをクリックして飛ばしてください!
フランスに決めた理由
- フランスの文化に興味があった(特にモン・サン・ミッシェル)
- フランス語が国際的な場で公用語だから
- いろんな人が集まる国で、いろんな考え方を知りたかった
理由①フランスの文化に興味があった
超単純なんですが、テレビで見たモン・サン・ミッシェルをみて、フランス良いなぁって思ったことがキッカケです笑


モン・サン・ミッシェルは、フランスにある代表的な世界遺産のひとつ。



めちゃくちゃに美しくて一目惚れしました。
他にもフランスにはヴェルサイユ宮殿など歴史的建造物が多く、文化的にも興味を持っていました。
理由②フランス語が国際的な場で公用語だから


フランス語は、国連やオリンピック委員会などの政治の場、公の場で公用語とされている言語です。
32カ国・政府の公用語とされています。(引用:在日フランス大使館)
わたし、実は大学では国際政治を学んでいました。
その過程でフランス語がいろいろな場で公用語になっていると知り、フランス語が理解できるようになれば将来的に楽しいかも?と思ったことが理由。



オリンピックの実況、日本語がないときもわかるという隠れた良いポイントも。笑
理由③いろいろな人が集まる国で、いろんな考え方を知りたかった


多民族国家であるフランス。移民の数は800万人以上を占めます。(引用:国連広報センター)
わたしは大学で政治を学び、個人だけじゃどうしようもないことがある。日本だけじゃどうしようもないことがある。と感じました。
日本にいるだけじゃわからないことを知りたい。肌で感じてみたいと思ったことが留学を決断した最大の理由でした。
リヨン政治学院(Science Po Lyon)について


わたしは語学留学とかではなく、「リヨン政治学院(Science Po Lyon)」に交換留学でいってました。
リヨン政治学院は、グランゼコールと言われていて一般の大学ではありません。
政治や経済、社会的な分野に特化した高等教育機関です。



頭がよい人が多い学校だよ!(そのせいで苦労した)
授業はフランス語または英語で行われます。
フランスで取得した単位を、帰国後に日本の大学で認定してもらう制度だったので、授業は必死でした。
正直、頭がよい人ばかりでめっちゃ気後れしてまくり。



フランス語を学びたいがメインの場合は、語学留学の方が良さそう。
ハイレベルすぎて理解がなかなか難しい。
フランス留学で驚いたこと6つ
1年間フランスに留学してみて、驚いたことや苦戦したことが何個かあります。
まとめるとこんな感じです。
1.英語が通じない


観光客が多い観光地とかは通じます。けど、そこ以外では結構通じません。



英語で話しかけても、フランス語で返されることも!
通じないにもこの2パターンあると思っています。
- 本当に英語わからない
- プライドが高く、わかるけどフランス語で通す
当時住んでいた寮のおばちゃんに、部屋の番号を伝えるときにフランス語の数字をど忘れして英語で伝えたら「はぁ???」って顔されました。笑



ワンツースリーも通じないことある!?て思った記憶があります。
2.定時17時にはお仕事終了


フランス人(一概にいっちゃいけないんでしょうけど)は時間にルーズな印象がありますが、お仕事終了の時間は守ります。
ぴったり終わります。
日本に手紙を送ろうと郵便局で列に並んでいたら、局員さんに「もう私の仕事の時間じゃないから!」と返されました笑



並んでいる間に時間になってたみたいです。
働く側からしたら、定時に終わるのはとても良いこと。
ですが生活者としては「これくらいやってよー!?すぐ終わるよー!?」と思ってしまうことが多かったです。笑
3.夜に開いてるのはBarかケバブ屋くらい


フランスに24時間空いているコンビニやスーパーはありません。
それこそ18時19時くらいには閉まってしまうので、夜に買いに行くなんてことはできませんでした。



あまり残業しないからこそなのかな…
ふとした瞬間に買いに行けないので、少し不便でした。
夜に外出することは治安的にもよくないので、トラブルに巻き込まれなくてよかったかもしれませんが。
4.バカンス多すぎ


フランス人は、バカンスのために仕事をしている。と、よく言われています。
学校で決められている長期休暇は、なんと年に5回もありました。(参照サイト)
- 2月〜3月
- 4月〜5月
- 7月〜8月
- 10月〜11月
- 12月〜1月
フランスを3つの地域に分けて、それぞれの地域で2週間ずつくらい順番に休みをとります。
家族を大事にする国なので、バカンスは家族と過ごすことが多いです。
そのため、働く両親も休みをとってバカンスをとります。



労働者にはめっちゃよい制度!ちなみに法律で年に5週間有給消化することが決められているよ。
5.ストライキ、デモ多すぎ


これは、自分の中でも結構驚きました。
おのれの権利を主張するために、結構な頻度でストライキやデモを起こしてます。



学生が開催しているデモの日だから、今日学校休みだよ。そっちに参加しなさい!と学校からいわれたことも!
学生にデモに参加させるために、学校が休校になることあるんだぁ…と驚きました。
また、クリスマスには鉄道関係の人たちが「クリスマスは家族と過ごしたいから」とストライキを起こしていました。



友人に話し合いの場で自分が発言しないことは、それに「同意した」ことになるのよ。と教わりました。それに通ずるかな、と。
自分のことをちゃんと主張するのは、良いことだと思います。
6.夜道歩くのは危ない。スリ多すぎ


どこでもそうだとは思うんですが、夜道歩くのは結構危ないです。



繁華街とかは特にね。
日本人3人で歩いてたとき、やんちゃな男の子たちに囲まれて何かを投げられて、ひとりが連れて行かれそうになったことも。
男性だから大丈夫というものでもありません。
男性も、男性に狙われます。



夜は出歩かないのが正解!!!
そしてスリもめっちゃ多いです。
というか、日本人がちょろいんだと思います。
短期留学できてた日本人は、3ヶ月の間に4回くらい、スマホや財布、パスポートを盗まれていました。
ちなみにわたしはめっちゃ気をつけていたので、1年間で一度もモノは盗まれていません。
盗まれにくいポイントを書いておきます。
- 外でむやみに携帯や財布を取り出さない(犯人はどこにいれてるか見てます)
- 電車では寝ない(寝てる間に盗られます)
- 服のポケットや、カバンはチャックやボタン付きのものを選ぶ
- 友人の前でもモノを置いたままにしない
- カバンはしっかり握って持つ。リュックは避ける。
異国の地で財布やスマホを盗られると、その後の手続きがめっちゃ面倒くさいです。
もし海外に行くのであれば、細心の注意を払ってくださいね。
留学中にあった最大のトラブル


実はわたし、順調な留学生活を送ったわけではありません。
寮の契約に関してトラブルがありました。
- 入る予定の寮に行ったら「前の人が出ていかないから」という理由で入居拒否される
- 新しい寮では1年間の契約ができずに、合計4回も契約し直される
留学初日に、「前の人が出ていかないから別のとこに行って」といわれることあります…?
フランス語も英語もそれほど話せない人間に、寮の手続き関係は難しくめちゃくちゃ大変でした。
日本語の話せるフランス人に一泊だけ泊めてもらって、協力もしてもらってなんとか次の寮をみつけたものの、そこでも契約手続きを4回もされるという…。
日本の大学は何も助けてくれなかったので、日本語話せるフランス人を頼って、あとは自力でなんとかしました。



携帯の契約含め、手続き関連は難しいものが多いです。日本にいるうちに、頼れる人をみつけておくことをオススメします。本当に。
フランスに留学してよかったこと


大変なこともあったけれど、結果的にフランスに留学をしてよかったなと思っています。
- 人生なんとかなる気がしてくる
- 海外からみた日本など、考え方を知れる
- EU圏を行き来できるので、旅行がたくさんできる
一番大きかったのは、日本語が通じない異国の地で生きてこれたんだから、日本語通じる日本であればもうどこでも、何があってもなんとかできる!という考え方になったことです。笑



日本語通じるんでしょ?ならイージーだわ。言語通じなくてもなんとかなるし。
めちゃくちゃ精神が鍛えられました。
いろんな視野も広がったし、フランス留学中にイタリアやベルギーなど周辺5カ国くらいを訪れてよい経験になりました。
人生経験として、留学は正解だったと思います。
この記事を読んで、フランスってこんな感じなんだ。自分も留学したらここを気をつけよう。など感じていただけたら嬉しいです。
以上、フランス留学について語りました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。